バス正面の凹損をつけるために:高知白バイ事件 [高知白バイ事件]
前回は一審判決の中で、位置関係を確認する部分として、バス正面の凹損を取り上げました。
その中で言わんとする「衝突態様」を少し再現してみようかと思います。
と言うのも、白バイのみ、簡易3Dモデルを作成してみましたので、その結果として「斜め方向」での配置などが可能になったため、再現可能になったからです。
動画まで作るつもりもありませんので、CAD上での簡易3Dモデルです。
なので多少の手抜きはご容赦いただくとして・・・。
さて、まず第一に白バイがバスに当たった位置と角度ですが。
これは以前の考察ですが、側面の写真とラップさせて確認したところ、おそらくこの程度のバンク角を持って、当たったと考えるのが妥当かと思います。
これを平面的に見てみます↓
バスのバンパーが押し込まれる形で座屈しながら、バンパーの端部(おそらく白バイフロントタイヤの衝突位置)が、バスのヘッドライトの下部に来ている点↓
押し込まれたバンパー角部にタイヤでこすられたような黒い跡が付いている点。
上の右の写真のように、正面から見るとまるで白バイ前輪に沿ったような形で押し込まれている点。
などから考えて、下図のように、白バイの前輪が、幾分斜めに(バスの後ろの方から)バンパーを押し込んだと考えて良さそうです。
以上のバンク角、衝突角でバスと白バイを重ねてみます。
この位置関係が、警察資料から「容易に推測できる」衝突時の位置関係(by:abisuke02)と言う事になります。
位置と角度が、一審の認定と異なりますが、写真から判断するに、この位置関係でなければ、バスと白バイの損傷に合致しないと考えられます。
さて、次に衝突が進む中で、どのようにして白バイのグリップがバス前面に凹損をつけたのかを検討してみましょう。
衝突が進むと、白バイは進行方向に移動します。
ここで、グリップが前面に当たる位置まで、白バイは倒れる事無く、まるでラッセル車のように、バスの車体をかき分けながら、半ばバンクした状態を維持しつつ前進を続けます。
「バンク角を維持したまま」とした根拠は、ここで転倒してしまっては、グリップがバスの前面に当たることがないからです。
No.1
そして、白バイがバンバーを押し込み終わったこの位置まで進んだ時点で・・・・
おや・・・まだ白バイのグリップはバスと交差すらできない位置にいますね・・・。
No.2
ここで白バイのデータを、右いっぱいにステアを切り込んだデータに置き換えてみます。
No.3
逆にまずい事に、白バイのグリップは、バスの前面ではなく、側面に先に当たってしまいそうです。
そこで、白バイの前輪の動きは、これまで怒涛の突き押しでバスのバンパーを一直線に押してきたのではなく、ある点から急に反発する方向に力が働き、前方にはじかれるように前に押し出されたと考えてみましょう・・・。
No.4
これにより、バイクのグリップは、危ういところでバスの角との接触を免れ、晴れてバスの前面に出る事ができました。
No.5
そしてそろそろ黒点位置に差し掛かろうと言うとき・・・・。
No.6
白バイの後部が何かに引っかかりでもしたのでしょうか、急に白バイはこれまでのバンク方向とは逆方向にバンクを始めます。
ここで分かったことなのですが、前回、「グリップの高さと黒点位置が合わない」と書きましたが、このように、バンクさせながらステアを切り込んだ状態にすると、グリップエンドの位置が高くなり、黒点位置と合致してくることがわかりました。
No.6-2
この点だけは偶然の発見です。
さて、そしてバスの黒点位置に白バイのグリップ位置が重なった丁度その時・・・・。
じわじわと進んできていたバスがグリップとバックミラーに衝突し、ミラーを180度回転させ、白バイを弾き飛ばし、はじかれた白バイは右側を下にして横転。
No.7
さらに進んできたバスの下敷きになりバスに左側バンパーとカウルをもぎ取られ、右側バンパーを路面に押しつけ、路面に多くの「さっか痕」を残します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、どうでしょうか??
警察が主張し、裁判所が認定した事故形態は、写真と一審判決分から再現すると、こういう事になるのでは・・・と言う世にも不思議な「踊る白バイ」の一幕です・・・・・。
自動車事故の衝突は、その破壊のほとんどが0.1秒の間に起こると言う事です。
つまり、上記のNo.1からNo7までの画像に描いた複雑な動きが、0.1秒の間に行われなければならない事になります。
それ以前に、No1の時点で、すでに白バイが転倒せずにバスを破壊し続けている時点でアウトです。
衝突後、破壊が起き、はじかれた白バイに、バスが追い付いてさらに転倒させるなど、ありえるはずもありませんね。
結論として、バス正面の黒点は、白バイのグリップがつけたものではない・・・と言う事だと思うのですが・・・。
まぁ、こんな事を言っても、どっかの組織の人たちは、聞く耳持たんのでしょうけど・・。
その中で言わんとする「衝突態様」を少し再現してみようかと思います。
と言うのも、白バイのみ、簡易3Dモデルを作成してみましたので、その結果として「斜め方向」での配置などが可能になったため、再現可能になったからです。
動画まで作るつもりもありませんので、CAD上での簡易3Dモデルです。
なので多少の手抜きはご容赦いただくとして・・・。
さて、まず第一に白バイがバスに当たった位置と角度ですが。
これは以前の考察ですが、側面の写真とラップさせて確認したところ、おそらくこの程度のバンク角を持って、当たったと考えるのが妥当かと思います。
これを平面的に見てみます↓
バスのバンパーが押し込まれる形で座屈しながら、バンパーの端部(おそらく白バイフロントタイヤの衝突位置)が、バスのヘッドライトの下部に来ている点↓
押し込まれたバンパー角部にタイヤでこすられたような黒い跡が付いている点。
上の右の写真のように、正面から見るとまるで白バイ前輪に沿ったような形で押し込まれている点。
などから考えて、下図のように、白バイの前輪が、幾分斜めに(バスの後ろの方から)バンパーを押し込んだと考えて良さそうです。
以上のバンク角、衝突角でバスと白バイを重ねてみます。
この位置関係が、警察資料から「容易に推測できる」衝突時の位置関係(by:abisuke02)と言う事になります。
位置と角度が、一審の認定と異なりますが、写真から判断するに、この位置関係でなければ、バスと白バイの損傷に合致しないと考えられます。
さて、次に衝突が進む中で、どのようにして白バイのグリップがバス前面に凹損をつけたのかを検討してみましょう。
衝突が進むと、白バイは進行方向に移動します。
ここで、グリップが前面に当たる位置まで、白バイは倒れる事無く、まるでラッセル車のように、バスの車体をかき分けながら、半ばバンクした状態を維持しつつ前進を続けます。
「バンク角を維持したまま」とした根拠は、ここで転倒してしまっては、グリップがバスの前面に当たることがないからです。
No.1
そして、白バイがバンバーを押し込み終わったこの位置まで進んだ時点で・・・・
おや・・・まだ白バイのグリップはバスと交差すらできない位置にいますね・・・。
No.2
ここで白バイのデータを、右いっぱいにステアを切り込んだデータに置き換えてみます。
No.3
逆にまずい事に、白バイのグリップは、バスの前面ではなく、側面に先に当たってしまいそうです。
そこで、白バイの前輪の動きは、これまで怒涛の突き押しでバスのバンパーを一直線に押してきたのではなく、ある点から急に反発する方向に力が働き、前方にはじかれるように前に押し出されたと考えてみましょう・・・。
No.4
これにより、バイクのグリップは、危ういところでバスの角との接触を免れ、晴れてバスの前面に出る事ができました。
No.5
そしてそろそろ黒点位置に差し掛かろうと言うとき・・・・。
No.6
白バイの後部が何かに引っかかりでもしたのでしょうか、急に白バイはこれまでのバンク方向とは逆方向にバンクを始めます。
ここで分かったことなのですが、前回、「グリップの高さと黒点位置が合わない」と書きましたが、このように、バンクさせながらステアを切り込んだ状態にすると、グリップエンドの位置が高くなり、黒点位置と合致してくることがわかりました。
No.6-2
この点だけは偶然の発見です。
さて、そしてバスの黒点位置に白バイのグリップ位置が重なった丁度その時・・・・。
じわじわと進んできていたバスがグリップとバックミラーに衝突し、ミラーを180度回転させ、白バイを弾き飛ばし、はじかれた白バイは右側を下にして横転。
No.7
さらに進んできたバスの下敷きになりバスに左側バンパーとカウルをもぎ取られ、右側バンパーを路面に押しつけ、路面に多くの「さっか痕」を残します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、どうでしょうか??
警察が主張し、裁判所が認定した事故形態は、写真と一審判決分から再現すると、こういう事になるのでは・・・と言う世にも不思議な「踊る白バイ」の一幕です・・・・・。
自動車事故の衝突は、その破壊のほとんどが0.1秒の間に起こると言う事です。
つまり、上記のNo.1からNo7までの画像に描いた複雑な動きが、0.1秒の間に行われなければならない事になります。
それ以前に、No1の時点で、すでに白バイが転倒せずにバスを破壊し続けている時点でアウトです。
衝突後、破壊が起き、はじかれた白バイに、バスが追い付いてさらに転倒させるなど、ありえるはずもありませんね。
結論として、バス正面の黒点は、白バイのグリップがつけたものではない・・・と言う事だと思うのですが・・・。
まぁ、こんな事を言っても、どっかの組織の人たちは、聞く耳持たんのでしょうけど・・。
お見事。
ご苦労様でした。
by i_2_me (2008-11-20 21:36)
詳細な検証ではありますが、白バイが衝突した角度が、
検察側の想定とは異なっているのではないでしょうか?
>技官の証言では 「白バイは傾いた状態でバスと直交している。」といった。
>(白バイは車体を傾けた状態で バスに90度の角度で衝突した。)ということです。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/4305488.html
バスは右折待機状態だったのですから、
検察側の主張するバイクの走行ラインから考えれば、
衝突の瞬間の角度は90度かそれに近いものになると思われます。
by 春野桜-吹雪 (2008-11-21 12:58)
つまり、衝突後(衝突進行中)の白バイの動きは、
直線ではなく曲線になるだろうということです。
また、白バイのステアリングは捩れた状態で損傷していましたが、
この捩れ(ステア)が、衝突過程のある時点で急激に生じたものなら、
その瞬間に白バイの車体が「踊る」可能性もあるのではないでしょうか?
by 春野桜-吹雪 (2008-11-21 13:19)
はじめまして。こんにちは。
詳細な図や、検証に驚かされています。
さて、ご存知かと思いますが、バスタイヤ下方を
拡大すると、2本の縦縞が見てとれます。
これは、バイク後輪の溝と形状が酷似しております。
拡大コピーし、合わせたところ、ピタリと一致しました。
科捜研鑑定による動きでは絶対に有り得ない痕跡です。
ピンクが緑で、OZISANの図にある水色のタイヤ痕の上に
バス右側前輪があれば付くだろうというものです。
とすると、ここが第一衝突地点だと思われるのですが、
OZISANは、どうのようにお考えになりますか?
お答いただければ幸いです。では、失礼しました。
by チョイナ (2008-11-22 11:24)
お見事です。
全ての資料をお渡ししたいですね。
科捜研・警察の検分資料ではバスは「横滑り」を起こして、斜めに道路を横断していたバスが、衝突の影響で直進状態で停止したことになっています。(実況見分調書等)
ところが
公開されいている警察の証拠写真では「斜め」とわかりにくいのですが・・・証言や未公開写真から推理するとそこそこの角度で、頭を右に振ってバスが停止しているところへ白バイがぶつかったと考えられます。
バスは斜めに停止しています。相対的にバイク突入角度は高くなってくる気がします
春野桜-吹雪 様
お元気そうで何よりです。
さて
>つまり、衝突後(衝突進行中)の白バイの動きは、
直線ではなく曲線になるだろうということです。
では さっか痕が直線であることはどうなるのかいな?
バイクは衝突後、曲線に動き(引きずられ)、引きずられた証拠のさっか痕は直線?
科捜研の資料でもバイクの動きは直線となっていますよ。 私の2007/12/22(土) 午前 2:49 の記事をご覧下さい。
by lm737 (2008-11-24 03:22)
皆様色々とコメントありがとうございます。
少しづつにはなりますが、お返事して行こうと思います。
春野桜-吹雪 様
>白バイが衝突した角度が、
検察側の想定とは異なっているのではないでしょうか?
はい。異なります。
今回のシミュレーションは「どうしたら、白バイがバスの側面から衝突して、正面にグリップの痕をつけることが出来るか?」をテーマにして、無理やり作り上げた衝突過程です。
ただし、衝突位置や角度などは、写真などから読み取れる範囲で、可能な限り根拠だてて推定したつもりです。
ですので記事中にも「位置と角度が一審の認定と異なりますが、・・・」と記しておきました。
>検察側の主張するバイクの走行ラインから考えれば、
衝突の瞬間の角度は90度かそれに近いものになると思われます。
それは逆ですよね。
検察側は「90度で衝突したからこういう軌跡で走った」と言っているのではないかと思います。
走行軌跡を証明する物証は何も無いはずです。(証言ではありません)
>つまり、衝突後(衝突進行中)の白バイの動きは、
直線ではなく曲線になるだろうということです。
「つまり・・・」の前にかかる文節がよく解りません。
私の読解力の不足でしょうか・・・。
>この捩れ(ステア)が、衝突過程のある時点で急激に生じたものなら、
その瞬間に白バイの車体が「踊る」可能性もあるのではないでしょうか?
「ある時点で急激に」という事が、いかにして「踊る」につながるのか、私には解りません。
判決文を読んでも感じた事ですが、文章で事象を説明しようとしても、理解できないことが多々ありますよね。
出来ましたら絵的に示していただけるとありがたいのですが・・・・。
すみません、日中はあまり時間も無いので先ずはここまでとさせていただきます。
つづきはまた今夜にでも・・・。
by あびすけ2号 (2008-11-24 12:04)
>lm737さん
お久しぶりですね。
ステラさんのところでの、私の最後の質問は覚えていらっしゃいますでしょうか?
>では さっか痕が直線であることはどうなるのかいな?
検察側が主張する事故状況では、
路面の擦過痕は、白バイが転倒後にバスに引きずられてできたものです。
ここで検証しているのは、白バイが倒れるまでの動きですよ。
by 春野桜-吹雪 (2008-11-25 14:20)
>あびすけ2号さん
>今回のシミュレーションは「どうしたら、白バイがバスの側面から衝突して、
>正面にグリップの痕をつけることが出来るか?」をテーマにして、
>無理やり作り上げた衝突過程です。
>「つまり・・・」の前にかかる文節がよく解りません。
衝突角度の設定に、私の方に勘違いがあったので、意味が通じないのは当然ですね。
すみません。
しかし、白バイの衝突角度はさて置くとしても、
バスが動いていたとしたら、衝突後の白バイの動きは直線にはならないと思いますが。
バスが動いていなかったとしら、直線になるかもしれませんが・・・
>「ある時点で急激に」という事が、いかにして「踊る」につながるのか、私には解りません。
ステアリングが切れれば、コーナリングフォースが発生し、
フロントタイヤに横方向の力が加わることになります。
この現象が急激に起きれば、バランスが崩れバイクは急激に傾きます。
バイクで走行中、路面のギャップを拾った時に、ステアリングが振られ、
バイクが「踊って」怖い思いをしたことはありませんか?
by 春野桜-吹雪 (2008-11-25 14:29)
お返事の続きです。
チョイナ様
ご訪問ありがとうございます。
「2本のタテ縞」とは、
わたしが↓ここのページの下の方の図中に「スリップ痕様の跡」
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2008-10-29
と書いたものを指しておられるのでしょうか?
写真で言うなら、↓このページの一番下の写真の画面左端にある
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2008-09-18
黒っぽい痕跡を言われているのだと思いますがよろしいですか?
で・・
>バイク後輪の溝と形状が酷似しております。
と言う事ですが、私にはそう見えなくて・・・申し訳ありませんが、これらの写真から、痕跡をつけたタイヤを特定することは困難であると思います。
この点では「バスのスリップ痕」としている痕跡についても言いたいところなのですけどね・・・。
>科捜研鑑定による動きでは絶対に有り得ない痕跡です。
そうですね。
この「跡」が何によって、いつ、どうして出来たのか?
については、私も納得のいく答えを持っていません。
>ピンクが緑で、OZISANの図にある水色のタイヤ痕の上に
バス右側前輪があれば付くだろうというものです。
済みません、良くわからなくて^^;
どういう事をおっしゃっているのでしょう?
宜しければもう少し解りやすく言っていただけるとありがたいのですが・・。
>とすると、ここが第一衝突地点だと思われるのですが、
要するに、この「スリップ痕様の跡」の位置にバスの前輪があって、そこが衝突地点ではないのか?と言う事でしょうか?
だとすると先ほどの「バイクの後輪の溝と酷似」という事はどういう風につながるのでしょう?
なんだか頭が整理できなくて・・・・申し訳ありません。
ただ、この「スリップ痕様の跡」(科捜研によるとバイクのスリップ痕)が、バスのスリップ痕であると言う可能性は私も考えてみました。
ですが、そのほかのさっか痕の位置関係と合わせて考えると、
1:さっか痕から推定される衝突位置が、バスの前輪に近すぎて、バンパーを座屈させるための位置関係とはならない。
2:バスのホイールハウスが無傷とはならない。
3:タイヤにも白バイとの接触痕が残る可能性が高い。
などの理由から、今はその可能性は考えていません。
by あびすけ2号 (2008-11-25 19:25)
lm737 様
コメントありがとうございます。
こちらこそ、私の作っているもので、お役に立てるものがありましたら、おっしゃって頂ければ、いつでもお出しできます。
バスの最終停止位置については、↓こちらのページでも検討しましたように
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2008-11-01
警察の事故資料から、道路と直交状態ではなく、幾分右に頭を振った位置で停止していることが確認できています。
ですので、見分で言う「直進状態」が「道路と直交する位置」を指すのであれば、その時点で明らかな間違いと言う事ですね。
従って白バイの走行軌跡も、道路を直進している状態ではなく、右旋回の途中であった事は、相対的な角度から、容易に推定できますね。
by あびすけ2号 (2008-11-25 21:06)
春野桜-吹雪 様
前半について、了解しました。
衝突前にバスが動いていたか、止まっていたかは、それを実証する有効な物証は無い(ブレーキ痕以外は)と認識しています。
このブレーキ痕の由来には疑問があると考えていますので、これを証拠として動いていたとは言えませんので、衝突前のバスの動きについては現時点では「不明」と考えるようにしています。
衝突後は、白バイからの入力により動きが発生する可能性は高いので、衝突後の白バイの動きを考えた場合、曲線になる可能性は高いと考えています。
ですが、それは衝突後の話ですので、衝突中の動きと直結するものではないと思います。
むしろ衝突中の動きは、その時間に大きな制約を受ける事になります。
そして衝突中の時間は、本文でも書きましたが、長くても0.1秒の間に集約されるはずです。
この0.1秒という時間については↓こちらの
http://k1fighter2.hp.infoseek.co.jp/Enzai/Kochi/EnzaiKochiShototuPoint.htm#top
「Goodbye! よらしむべし、知らしむべからず」さんの記事にありますが、メーカーのシミュレーションにより実証されています。
この短時間-というより一瞬の間で「踊る」ためは、踊る速度はきっと音速を超えるぐらいの勢いでないといけませんよね。(計算していませんが^^;)
可能だと思われますか?
by あびすけ2号 (2008-11-25 23:32)
お返事ありがとうございました。
2本の縦縞というのは、バスタイヤそのものにあるものです。
バイクタイヤ溝の形状と一致します。つまり、バイクが横倒しで、
後輪をバスタイヤに当てた跡ではないかと思われるのです。
よろしければ、もう一度ご返答いただけないでしょうか?
by チョイナ (2008-11-26 00:15)
度々すみません。
ピンクが緑というのは、科捜研鑑定のサッカ痕の
色分けを指摘したものです。説明不足で申し訳ありませんでした。
by チョイナ (2008-11-26 00:20)
チョイナ 様
バスのタイヤに何らかの痕跡があるという事ですね。
申し訳ありませんが、私もバスのタイヤに何らかの痕跡が無いかと充分に確認したつもりでしたが、見つけることが出来ないでいました。
チョイナさんが見つけられた資料はどこのものだったのでしょうか?
その写真がわからない限りお返事のしようが無くて・・・。
差し支えなければソースのありかを教えていただければ幸いです。
by あびすけ2号 (2008-11-26 02:15)
逆にこの記事は、バス運転手さん側が主張する事故形態(バス継続停止説)でバスフロントの凹みを説明する難しさを示しているとも言えます。
凹みがバイクのハンドル等で出来たとして、バスの進行が無かったとすると、そのあとにバイクが事故最終状態の位置に来る事は難しくなります。
一方、凹みは白バイヘルメットで出来たとすると、隊員の投げ出され位置で問題になります。その場合、白バイの走行の勢いで隊員は、バスから見て左側に(白バイの運動方向に)投げ出されるのが自然です。実際には隊員はバスから見て右側(白バイの運動方向と逆)に投げ出されています。
人体は壁にぶつかった時の跳ね返り係数がほとんど無い(はね返らない)らしく、衝突前の運動方向と逆には跳ね返りにくいそうで、今回の事故では逆方向に跳ね返っている
(バス前面左側に投げ出される可能性の方が高いのにも関わらず)
ので、裁判所としては壁(バス)が動いていた、と判断せざるを得なかったと考えられます。
by JIRO (2008-11-26 03:37)
どうもです。ソースは、
LM737さんの写真で、事故現場のバイク撤去後のバスタイヤ写真です。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/25887751.html
OZISANの写真の中にもありますが、拡大しても見えないようですね。
LM737さんのブログの写真を直接拡大するとクッキリ見えます。
私は、コピーしてエクセルに貼り付けて、バスタイヤを画面一杯にして
見ました。よりクッキリ、ハッキリ見えます。では、また、かまわなければ、
ご返答お願いしたいです。失礼します。
by チョイナ (2008-11-26 09:23)
>この短時間-というより一瞬の間で「踊る」ためは、踊る速度はきっと音速を超えるぐらいの
>勢いでないといけませんよね。(計算していませんが^^;)
極々大雑把ですが、計算してみました。
>そして衝突中の時間は、本文でも書きましたが、長くても0.1秒の間に集約されるはずです。
引用先のデータは、バイクのフロントタイヤが車に接触してから、
ライダーが慣性で前方に放り出され、車にぶつかるまでの時間ですので、
バイクが、衝突対象を破壊しながら前進するようなケースでは、
衝突時間は0.1秒より長くなると考えられますが、それがどの程度になるか見当がつきませんので、
衝突時間=0.1秒を前提にします。
白バイの車体が「踊る」ことによる、グリップエンドの移動距離を1mとして
(グリップエンドの高さ:1.2m、立ち上がりの角度:45度)
0.1秒間の動きは加速しているわけですから、(距離=1/2*加速度*時間^2)から、
「踊る」ことによるグリップエンドの加速度は、200m/s^2
0.1秒後のグリップエンドの速度は、20m/s=72km/h
(計算、合ってますよね?)
あり得ない数字ではないと思います。
by 春野桜-吹雪 (2008-11-26 10:48)
ちなみにバイクが「踊る」現象は、自転車があれば実験できます。
衝突後の白バイの写真を見ると、ハンドルが左に捩れています。
ハンドルを正面に向けるとフロントタイヤが右に切れている事になりますね。
自転車を右に傾けたまま押して、急にハンドルを右に切ってみてください。
自転車は起き上がります。
押す速度が速いほど、ハンドルの切れ角が大きいほど、切る速度が速いほど、
反応は大きくなります。
ケガをしないようにご注意ください。
by 春野桜-吹雪 (2008-11-26 12:47)
連投申し訳ありません・・・追伸です。
先に、あり得ない数字ではないと書きましたが、
加速度:200m/s^2、というのは結構な数値で、
重力加速度(G)で示すと約20G、
0から加速して約1,7秒後には音速に達します。
やはり問題は衝突時間でしょう。
これが0.2秒になれば、グリップエンドの加速度:50m/s^2、で、
0.2秒後の速度:10m/s=36km/h、になります。
5Gぐらいだと遊園地の絶叫マシンでも出ているものがありますね。
by 春野桜-吹雪 (2008-11-26 14:39)
沢山のコメントありがとうございます。
また順番に少しづつお返事します。
毎度遅れてすみませんが・・。
JIRO様
前の記事のコメントにもお返事してしまいましたが、私がこの記事で言わんとする処は、バス前面の凹損は、白バイのグリップによるものではありえないと言う点です。
では何によるものか?
これは別記事にしたいと思っていますので、もう少々お時間頂ければと思います。
by あびすけ2号 (2008-11-26 19:44)
チョイナ様
ソースについて、確認いたしました。
確かにバスのタイヤに2本の線は見えるのですが、これが何に起因するものなのかは測りかねます。
正直私には泥等の汚れがタイヤの回転により放射状に筋を書いて広がったもののように思えます。
なぜならば、「何か」が衝突してついた痕跡であれば、その筋部が他のタイヤの部分と同じ色になり、「当たった」部分が変色するなどして、他の部分と違う色となるのではないかと思うからです。
まぁ、これも推測の域を出ませんが、いずれにせよ確信を持って「コレである!」とは言えないと考えます。
by あびすけ2号 (2008-11-26 19:51)
春野桜-吹雪 様
1通目のコメントは自己完結された様ですのでよろしいですよね。
2通目ですが、私も妻子ある身ですのでおっかない真似は出来なくて^^・・・
冗談はさておき、今回のようにすでに、バンクしながら旋回状態にある時、そこからさらに「急激に」ステアを切り込もうとすると、タイヤのスリップアングルを超えて、スキッドアウトしてしまいませんか?
2輪での限界走行をしたことがないのでわかりませんが、4輪では「ダート屋」でしたので、フロントはスリップアングルギリギリでステアを当てるのが基本でしたから・・・。ヘタに切り込むとアンダー出して刺さりますし^^;。
で、3通目ですが、例の引用データもそうですが、衝突時の実験データ(他のデータでもそうですが)によると、衝突の開始(二つの物体が接触を始めるその時点)から、衝突の終了(二つの物体が、破壊による衝撃の吸収を終了して、それぞれ別方向に反発や回転の動きを始める時点)までに要する時間を0.1秒ないしは0.2秒としています。
多くの資料では0.1秒となっていますが、一部に0.1から0.2と書かれているものもありましたので、ここではそう記しておきます。
そしてその時間は、実験により実証されていると各文献等に書かれています。
これを私の資料にあてはめるならば、「衝突時の位置関係」としたNoの無い画像が、衝突の開始で、No6の、黒点位置にグリップが衝突した時点が、衝突の終了と言う事になると言う事です。
そのつもりで資料を作りましたので・・。
なぜなら、バス前面の凹損も、この衝突により出来たものですから、それが白バイによりつけられたと言う事は、一連の「破壊」による吸収の過程の中に含めなければつじつまが合わないからです。
つまりNo1からNo6までが最長でも0.2秒と言う事になります。
ですので、この一連の動きの中の一部を捉えて0.2秒で可能と言われても・・・・残りの破壊と吸収のための時間がありませんよね。
また、「踊る」と表現したのは、直線的にバスを破壊していた白バイが突如バスの角をよけるように右にスライドし、その後右バンクしていた車体を、逆に左にバンクさせ、また次に右に倒れこむと言う、一定方向の加速度ではなく、それぞれの瞬間で異なる方向に加速度を受けなければ説明できない動きをしているため、そう表現したもので、一連のすべての動きを指しています。これも一部のみを説明されても、全体の動きが実証できなければ破綻してしまいますよね。
基本的に衝突時の「破壊」と「吸収」は一直線に動いて起きるものと思います。
by あびすけ2号 (2008-11-26 20:37)
ありがとうございました。お返事いただきありがたいと思います。
私は、あの位置にあのような痕跡が出来る偶然を確率的に考え、
間違いなくバイクの溝跡だと確信しております。
なので、もう少し、自分なりに検証していくつもりです。
ありがとうございました。失礼します。
by チョイナ (2008-11-26 21:25)
>「急激に」ステアを切り込もうとすると、タイヤのスリップアングルを超えて、
>スキッドアウトしてしまいませんか?
ステアリングを切り込むことで発生する遠心力に対し、
4輪はタイヤのグリップだけで踏ん張りますが、
2輪は車体を傾けるなければなりません。
2輪では、(路面が低μでない限り)スリップアングルを超える前に、
遠心力で外側に吹っ飛ばされます(ハイサイドに似た動きになります)。
4輪でいえば、トラックがカーブを曲がりきれずに転倒する感じです。
>基本的に衝突時の「破壊」と「吸収」は一直線に動いて起きるものと思います。
しかし、この事故形態で、物理的に白バイは一直線に動くものでしょうか?
衝突時点で、白バイは右に傾いているということは、
バイクのフロントのアライメントからすれば、
この時点で、フロントタイヤは既に右に切れているということです。
白バイはフロントタイヤからぶつかっているので、
衝突が進行する(バスのバンパーを押し込む)にしたっがって、
タイヤの切れ角は大きくなっていくはずです。
白バイ側にも反作用としての「破壊」と「吸収」があるからです。
衝突後の白バイの動き(右旋回しながら、車体が起きあがる)は、
「破壊」と「吸収」と同時に起こっている現象なのではないでしょうか?
by 春野桜-吹雪 (2008-11-27 11:33)
春野桜-吹雪 様
ステアを切り込むことにより発生する可能性のあるエネルギーについて、確かに理屈としては、理解しました。
ありがとうございます。
実際にそれが起きるかどうかは別問題ですが・・。
やはり問題となるのは0.1ないしは0.2秒と言う時間軸の中で、次々に違う方向からの加速度が発生し、その度に方向を変えて運動を行うと言う事が、立証できるかという点に尽きると思います。
これが立証できるのであれば、ひょっとするとJFK暗殺に使われた「軌跡の弾丸」も立証できるかもしれませんね。
by あびすけ2号 (2008-11-28 02:59)
>実際にそれが起きるかどうかは別問題ですが・・。
そうですね。
理屈として説明がつくということと、実際に起きる(起きた)かどうかは別ですから。
あくまでも可能性があるという以上の話にはなりません。
逆に言えば、実際に起きない(起きなかった)とも断言はできないわけですが。
ちなみに「魔法の弾丸」ですが、
弾道が曲がったのではなくて、撃たれた人の姿勢の関係で、
射入口と射出口が直線上に並ぶのではないかと考えたことがありました。
(映画「JFK」が公開された頃の話で、資料不足で断念しましたが)
by 春野桜-吹雪 (2008-11-28 14:09)
「魔法の弾丸」はアメリカのディスカバリーチャンネルが
検証を行っていたみたいですね。
http://www11.atwiki.jp/voodoo65/pages/22.html
by 春野桜-吹雪 (2008-11-29 13:33)
こんにちわ
コメント欄を全部まで拝見していませんで、議論が進んでいたことも知りませんでした。
0.1秒の話がされていて、目がとまりました。大きな衝撃が発生する時間についての議論は巨大掲示板でも、ほかのサイトでも見かけませんでしたのが、なんかお仲間が増えたようで新鮮な感じがします。(笑)
それはさておき、
白バイ本体の運動エネルギーと隊員の運動エネルギーが「白バイがバスに接触し双方の破壊が進み、白バイが停止するまでの時間」でゼロになるという基本的な理解がまず必要だと思います。
あびすけさんはそれを理解されて説明されていますね。お節介のようで恐縮ですが、まだ理解に至ってない?ひと向けに能書きをたれてみますね。
衝突の瞬間から、動いていた物体の運動エネルギーはどんどん消費されていきますね。やがてゼロになります。
(この際、道路はほぼ水平だとして位置エネルギーの変化はないものと仮定しておきます。)
バスの屈強なバンパーをへし曲げフェンダーも壊し、白バイの左側面が大破し、隊員も損傷(プロテクタも破損)を受け、路面での摩擦や削り・・などにすべての運動エネルギーが消費されて、ついには白バイも隊員も停止します。
その中で一番多くのエネルギーが使われたのが「バスのバンパー・フェンダーの破損と白バイ左側の破損」だと見るのが合理的だと思います。
それは破損の大きさから判断しています。
となるとその大破がおきるには大きな衝撃力が発生しなければなりません。ある速度(60kmと認定されているがそれ以上だったと推定される)で突っ込んできて、ほぼ壁状のところに衝突した状況であり、そこでマイナスの加速度(この場合は衝突なのでマイナスの加速度)が生じたはずです。
おおきな衝撃力となるにはおおきな加速度が生じなければならず、その大きな加速度が生ずるには短時間で速度がゼロにならなければなりません。
その衝突実験をヤマハ発動機がやっていました。また衝突シミュレーションソフトでもほぼ同じ結果になっていますがあびすけさんが指摘されているように0.1秒の間で大部分の運動エネルギーが消費されるということですね。
逆にいえば、ダラダラと1秒~もかけて運動エネルギーが消費されたとしても加速度がおおきくならずおおきな衝撃力にならず、結局、大きな破壊にはいたらないということですね。
「ダラダラと1秒~」これは裁判で認定された警察が主張する衝突ストーリですね。衝突した瞬間から合体して3mほど進んで、停止したと主張してますから1秒じゃ足りないかもしれません。
そして速度が人の駆け足くらいの速さからゼロになる地点のほんの手前の地点でおもむろに大破壊がおきたというんでしょうね。(皮肉ってます)
実は裁判でも警察・検察ストーリーでもなぜか、この議論はまったくでてきません。不思議です。
ここに立ち入ったら衝突地点が焙りだされてしまうので意図的に避けているのだと理解していますがどうなんでしょうか。
最後になって恐縮ですが、
このエントリの主題である「バス正面の凹損」ですが、隊員の頭部(ヘルメット)だと推定しています。
長々と妄想が過ぎ、失礼しました。
by Goodbyeです (2009-09-22 17:03)
Goodbyさん
適切なフォローありがとうございます。
なるほど・・・こう説明すれば良い訳ですね。
中々頭でわかっていても、文章で説明するのは難しいものです。
元々文字での表現は上手な方ではないので・・・。
by あびすけ2号 (2009-09-24 20:01)
一応全ての記事に目を通して一番新しい記事にポストしたつもりだったのですが、こちらの記事を見落としてしまっていました。
(厳密には記事だけを読んでコメントを読み落としていました)
古いコメントへのコメントで大変恐縮なのですが、私もチョイナさんと同様の事を考えています。
チョイナさんのリンクなされた画像に加え、こちら↓も判りやすいのではないかと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/GALLERY/show_image_v2.html?id=http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/5a/9c/littlemonky737/folder/349225/img_349225_41039168_1?1215550521
あるいはこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/41039168.html
中央左側でチョークに囲まれた黒いスリップ痕(と思われる)跡なのですが、これを仮に白バイの後輪のスリップ痕とすると、その黒いスリップ痕から5時の方角にあるL型の擦過痕が右リアボックス・ガード(一旦途切れて一番長く続いています)
3時の方角のバナナのような形状で一番濃い擦過痕がステップ、同じく3時の方角の二本のやや薄い擦過痕がマフラーの位置と一致するように思えて仕方がありません。
つまり、この位置で白バイは右急バンクをかけて、右ボックス・ガード、右ステップ、右マフラーを接地させ、グリップを失った後輪がブーメランのような曲線を描いて黒いスリップ痕を残した。と、見えるのです。
この擦過痕がバイクの接地によって出来たものだと仮定して、バスの最終停車位置に倒れた状態で衝突したとするとバスのホイールハウス付近に大きな破損が見られるはずですが、バスのホイール・ハウス付近には破損はありません。
ただ、バスの(捏造されたと指摘されている)スリップ痕の始まりの部分にバスの前輪を合わせて、擦過痕とバイク後輪スリップ痕の位置に白バイを重ねると、事故後の現場写真をそのまま後ろに1m下げた状態になるように思えるのです。
擦過痕が途中で切れているのは、その間バイクが反動で立ち上がってバス側面にぶつかっているのではないかと感じています。
まず、バイク乗りとしてこの状態でバイクを立てたまま突っ込むという事は考えられません。
私も多くの友人も、究極の回避行動としてバイクを故意に転倒させ横滑り状態で突っ込むという最後の手段でダメージを軽減した経験が何度かあります。
訓練された白バイ隊員が、衝突直前でバンパー、ステップが接地するほど急バンクさせて回避行動を取ったという事は充分に考えられるように思っています。
転倒してスライドしているバイクは、何かのきっかけで立ち上がり反対側に激突する事があります。
公道の場合は、キャッツアイであったり舗装のつなぎ目であったり、タイヤが急にグリップを取り戻した場合であったり、何らかのきっかけで立ち上がり反対方向へ激突します。
未舗装道路で後輪をスライドさせながらダート走行している時でも、アクセルターンで後輪をスライドさせながら360度回転しているような時でも、タイヤがグリップを取り戻したり、ライダーのバランス加減などで突然反対方向へ激しく飛ばされる事があります。
バイクの後輪スリップ痕とバンパーやステップなどの擦過痕の位置にバイクを倒し、バスのスリップ痕の位置にバス前輪を戻し、擦過痕横の長さ(時間にして0.0n秒と思われます)後にバイクが立ち上がりバスに激突しライダーが飛ばされ、バスが停止(0.n秒、長くても1秒)というシュミレーションは可能と思われるでしょうか?
by 大型牽引免許ライダー (2009-10-13 16:25)
すばらしいです、まるで名探偵の推理のようです正解だと思います。
事故現場の経験も無く、作図でここまでできるとは。
2輪4輪の経験とモータースポーツ暦がものを言っているのかもしれませんが、これほどの解析を見たことはありません。
白バイが転倒もせずに(故意にせよパニックにせよ)ぶつかっているところから、バスの発見に遅れ、たいした退避行動も行われずにほとんどノーブレーキで突っ込んだものと思われますが、自分に置き換えてイメージするととても怖いですね。高速コーナーでは瞬時には自由が効きません。
白バイのステップが逆方向に曲がっているのは(写真からですが)、ロックが外れて(破損して)垂れ下がり逆方向を向いているだけかもしれません。
by nao (2010-11-18 15:39)