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ちょっと探し物が見つかりました:高知白バイ事件について [高知白バイ事件]

先日よりずっと探していたものが、昨日ふとしたことから見つけることが出来ました。

VFR800P_bach.jpg

VFR800Pの立面(後正面)図です。

さて、早速ちょっと線など入れてみましたが・・・。

2本入った線のうち、「赤線」を地面と想定し、バンクさせてみました。

VFR800P_bank01.jpg

始めに接地するのは、ステップに取り付けられた「バンクセンサー」。まぁこれは当然ですね。

次は、フロント、リアのバンパーがほぼ同時でしょうか。

バンパーさえしっかりしていれば、マフラーはおろか、エキゾーストパイプも、地面にこする事はありません。

次に2本目の黄色の線にあわせてさらに車体を倒しこみます。

VFR800P_bank02.jpg

この時点で、マフラーが接地していますが、同時にサイドボックスの下側角も大きくえぐるように黄色の線が横断しています。

前後のバンパーも、大きく変形しなければ、マフラーが接地する事はありません。

さらに、この時点においてすら、エキゾーストパイプが収まっているアンダーカウルまでは、十分なクリアランスが残されています。

さて、そこで改めてこの写真を見ます。

↓これは、例の高知白バイ事件で事故により破損した白バイです。

VFR800合成001.jpg

実は背景に、(レプリカの)白バイの画像を重ねて有ります。
正確に同じ焦点距離、同じ角度で撮影されたものは入手不可能ですし、白バイとなれば、なおさら難しかったので、レプリカの画像を拝借しました。

そして、事故車側のレイヤを透明に近くすると・・・

VFR800合成002.jpg

特にリアのサイドボックスの位置関係がずれてしまいますが、おおむねあっています。

そして、双方の違いがわかる透明度で調整・・・。

VFR800合成003.jpg

フロントフォークの変形も大きいですが、フロントバンパーも大きく後ろ側に変形し、パトライト、スピーカーも大きく変形している事がわかります。

そして、良く見ると事故車は右サイドステップが、完全に原型をとどめている事が解ります。
ほぼ、ノーダメージに見えます。

サイドステップは、スプリングが着いた可倒式ですので、そのためダメージを逃れたのかも知れませんが、ステップを取り付けてあるブラケットも無事のようです。

さて、・・・リア側を見ると、若干リアバンパーが後ろ側に曲がっているようにも見えますが、大きな変形とは見て取れません。

と考えれば、果たして

VFR800P_bank02.jpg

この黄色の線を越えて、マフラーと、さらに深いところにあるエキゾーストパイプを、同時に路面にこすり付ける事など、それこそ、メインフレームが「ぐにゃり」と曲がりでもしない限り不可能ということになるのでは????

今更ながら・・・なのかもしれませんが、これからも疑問点は疑問点として、書いてみようと思います。

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コメント 3

i_2_me

こんばんは。
なるほど。解りやすいですね。
それにしても、またしても不可思議が増えました。
by i_2_me (2008-09-02 22:43) 

あびすけ2号

i_2_me様
ご訪問有難うございます。
ほころびは沢山あるのですが、どれもグレーな所が悩ましいですね。
by あびすけ2号 (2008-09-04 11:23) 

nao

最近興味を持った通りがかりですが、今更ながら一応プロから一言。
白バイの図面は静状態のもので、動状態ではフロントフォークも
リアのスイングアームもかなり沈み込みます。
またタイヤやフレームのよじれも思った以上に発生し
これも考慮しなければなりません。
by nao (2010-11-18 13:20) 

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