科捜研様・・・・資料の精度は?? [高知白バイ事件]
さて、前回は、3Dソフトを使用して、写真と科捜研資料の重ね合わせを行ってみた訳ですが・・・。
そこで最後に私が思った事ですが・・・・。
この(科捜研)資料の作図精度は高い?低い????
さて、どっちでしょう??
さて、もう一度こちらをご覧くださいね。
確かに白バイの位置は大分違うんですが、そのほかの痕跡・・・・・・。
バスの位置、Tマーク、さっか痕の位置、長さなど・・・・・・。
ほぼ写真とデータの位置関係は合っているんです。
コレはどういう事か?・・・・というと・・・・。
事故検分には、通常「ステレオカメラ」を使用する訳ですね。
今回も、現地に「ステレオカメラ車」が来ていた写真を見た記憶がありますので、検分に「ステレオカメラ」が使用されている事は、まぁ、間違いないと思います。
そして、通常その撮影時には・・・・。
証拠となる様なものの位置関係を解り易く表示するために、よく見かける、黒い三角形のマーカーを使う訳です。
で、撮影する対象はというと、事故の場合、路面の痕跡を撮影する事になる訳です。
その際、事故車は撤去された状態で撮影する事になります。
(車があったら見えないですからね、影になっちゃって)
で、今回もそうした手順を踏んでいる様で、TVからの画像にこういう物がありました。
もうお解りですね。
科捜研資料に対する私の解釈としては、以下の通りです。
1:ステレオカメラにより撮影された痕跡(Tマークとさっか痕様のものたち)は、ほぼ正確に図上にプロットされている。
2:事故車撤去前に、白バイの位置を路面にトレースするなりの方法により特定しなかったため、ステレオカメラの写真からでは、白バイの位置を特定する事が出来なかった。(または、その必要がないと考えていた:推測)
3:したがって、科捜研資料における(ステレオカメラ写真に基づく)作図精度はかなり高いものと評価できる・・・・が・・・・・・。
5:それは、Tマークとさっか痕様の物を、ほぼ正確に作図したにとどまっており、バスと白バイは、それらの痕跡からの推定により位置を決められて作図された事がうかがえる。
そして・・・・
もう一点、ブレーキ痕様のものの長さは一致していない。
これは意図的に短く作図された事がうかがえる。
なぜならば、現地の写真より、路面のブレーキ痕様のものの、2m近い位置にチョークによるマーキングが確認されている。
ご丁寧に、スケールまであてて、長さを計測している痕跡を、資料に転記する際に短く作図した事には、何らかの意図があったとしか考えられない。
ということで・・・・ステレオカメラの機構は非常に良好に働き、精度の高い作図が可能な状況にあった様ですが・・・・・・・。
使用した人間に問題があったという事ですね。
で、私の解釈としては・・・
科捜研資料は、意図的に現場の状況をまげて作図されたものである(スリップ痕様のもの)上に、痕跡を基にした思い込みによる推測により車両位置を特定するという、間違った手法により作成されたものである。
という事だと思います。
本来必要な手順は、逆で、痕跡と事故車両の配置を正確に作図したのち、その痕跡の原因となる動きがどのようなものかを推測しなければならないものと考えます。
そこで最後に私が思った事ですが・・・・。
この(科捜研)資料の作図精度は高い?低い????
さて、どっちでしょう??
さて、もう一度こちらをご覧くださいね。
確かに白バイの位置は大分違うんですが、そのほかの痕跡・・・・・・。
バスの位置、Tマーク、さっか痕の位置、長さなど・・・・・・。
ほぼ写真とデータの位置関係は合っているんです。
コレはどういう事か?・・・・というと・・・・。
事故検分には、通常「ステレオカメラ」を使用する訳ですね。
今回も、現地に「ステレオカメラ車」が来ていた写真を見た記憶がありますので、検分に「ステレオカメラ」が使用されている事は、まぁ、間違いないと思います。
そして、通常その撮影時には・・・・。
証拠となる様なものの位置関係を解り易く表示するために、よく見かける、黒い三角形のマーカーを使う訳です。
で、撮影する対象はというと、事故の場合、路面の痕跡を撮影する事になる訳です。
その際、事故車は撤去された状態で撮影する事になります。
(車があったら見えないですからね、影になっちゃって)
で、今回もそうした手順を踏んでいる様で、TVからの画像にこういう物がありました。
もうお解りですね。
科捜研資料に対する私の解釈としては、以下の通りです。
1:ステレオカメラにより撮影された痕跡(Tマークとさっか痕様のものたち)は、ほぼ正確に図上にプロットされている。
2:事故車撤去前に、白バイの位置を路面にトレースするなりの方法により特定しなかったため、ステレオカメラの写真からでは、白バイの位置を特定する事が出来なかった。(または、その必要がないと考えていた:推測)
3:したがって、科捜研資料における(ステレオカメラ写真に基づく)作図精度はかなり高いものと評価できる・・・・が・・・・・・。
5:それは、Tマークとさっか痕様の物を、ほぼ正確に作図したにとどまっており、バスと白バイは、それらの痕跡からの推定により位置を決められて作図された事がうかがえる。
そして・・・・
もう一点、ブレーキ痕様のものの長さは一致していない。
これは意図的に短く作図された事がうかがえる。
なぜならば、現地の写真より、路面のブレーキ痕様のものの、2m近い位置にチョークによるマーキングが確認されている。
ご丁寧に、スケールまであてて、長さを計測している痕跡を、資料に転記する際に短く作図した事には、何らかの意図があったとしか考えられない。
ということで・・・・ステレオカメラの機構は非常に良好に働き、精度の高い作図が可能な状況にあった様ですが・・・・・・・。
使用した人間に問題があったという事ですね。
で、私の解釈としては・・・
科捜研資料は、意図的に現場の状況をまげて作図されたものである(スリップ痕様のもの)上に、痕跡を基にした思い込みによる推測により車両位置を特定するという、間違った手法により作成されたものである。
という事だと思います。
本来必要な手順は、逆で、痕跡と事故車両の配置を正確に作図したのち、その痕跡の原因となる動きがどのようなものかを推測しなければならないものと考えます。
2010-04-02 21:08
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なるほど、そうですね。
これほど明らかにタイヤ痕の長さが違うのでは、算出根拠そのものが偽ということになりますね。
仮にこの長さを1.7mとしますと、路面摩擦係数0.8として、制動前のバスの速度は18.6km/h(5.17m/s)となります。
さらにこのとき衝突後空走時間が0.6秒としますと空走距離は3.1mで、両方併せた停止距離は4.8mにもなり、衝突から2.9mで停止したというのはドーユーこと?ですね。
参考http://i-2-me.bbs.fc2.com/
by i_2_me (2010-04-03 22:21)
i_2_me様
そうですね。
長すぎると色々都合の悪いことが増える様です。
by あびすけ2号 (2010-04-05 04:55)
「バイクとバスが衝突した。」この事故で事実はこのひとつだけだと
言えるでしょうね。こうやって皆さんが色々検証しても辻褄が合わない
ことが多すぎます。
by kochiudon (2010-04-06 11:16)
kchiudon様
そうですね。そして、それに対する「物証」としては、
1:スリップ痕様のもの
2:さっか痕様のもの
3:バスの車輪位置を示すTマーク
だけしか残っていないという事です。
しかも、1:と2:は甚だ疑わしいシロモノなので・・・。
これで事故解析など出来るはずもありません。
by あびすけ2号 (2010-04-07 18:14)